当会では、大雨・台風・地震などの災害時に、通勤に危険が伴う場合や家庭の状況で自宅に残らなければならない場合は、各自の判断で休んでもらいます。
災害時は出勤できる職員だけで災害が収まるまでの間を乗り切ることとしており、これを当会では「マザーテレサシフト」と呼んでいます。
災害から学んだこと
平成2年及び平成24年の豪雨による水害や平成28年の熊本地震などの大規模な災害を経験し、医療者として患者さんを守ることは当然のことであるが、有事の際はそれ以前に自分自身と家族を守り、その上で同僚を守れる状況を確保し、チームが健全に存在することが最優先される。
これが可能な時に、患者さんを守ることができる。
災害から学んだこと
- 各自の家庭を優先させる。家庭・家族の都合で出勤できない者は休んで良い。
- 自らの安全を守る。基準やシフトによらず、出勤可能な職員だけで業務をやりこなす。
- 半年以上は全員に給与を保証する。
- 大規模な災害時は現金が必要なため、産休者を含む全職員に見舞金を支給。
- 通勤ルートの迂回が必要な場合は交通費を増額する。
- 夜間の通勤をなくすため、病棟の勤務体制を3交代から2交代に変更。夜勤者に手当を支給。
- 有料のメール連絡網を導入し、職員間で交通状況などの情報交換を行う。